シンガポールの世界的企業に就職!

瀧本剛史さん(シンガポール在住、社会人)

まずは自己紹介からお願いします。

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わたくしは瀧本と申します。和歌山出身です。もともと三年間銀行員として働いていました。今シンガポールで米国のあるIT企業で働いています。様々なオンライン製品、ライセンスなどを販売したり、日本など世界中のサポート業務をシンガポールからサポートしています。働いてもう1年半になりますね。


留学を決めた理由は何ですか?

日本で感じたフラストレーションを奪回するにはどうしたらいいのかと思った時に留学が候補に上がりました。3年間銀行員として働いていたんですけど日本の社会のしくみとかを見ていて、自由な生き方、働き方をしたいなと思い、思い切って留学を決めました。
働き方に関して嫌な部分、良い部分あったのですが、どうしても嫌な部分が目についてしまいました。外資系ですら日本の会社特有の周りの目を気にして会社に残ったり。海外で働いている友達の話聞くともっとフランクでいいなと思ったのが大きなポイントでした。

うちは大学時代貧乏で留学できず、そのまま就職しました。会社の海外支社希望を出してもやっぱり経験がないと受け入れてもらえず、拒否されてしまいました。マレーシアやカナダなどの英語圏に2.3ヶ月でも留学しているひとは自分と違い書類が進むのをみていてフラストレーションが溜まる一方でした。やっていることは変わらないのにこの待遇差は何と思ってしまいました。


なぜ留学先にマレーシアを選ばれたんですか?

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はじめはマレーシア留学があることすら知らなかったです。やはりアメリカ、カナダ、オーストラリアが有名で何社かエージェントに問い合わせをし、話を聞きにいったのですが金額的に厳しく、もっと安く留学をできる国はないかなと思い、『留学、安い』と検索したらマレーシア留学サポートセンターのホームページが出てきてマレーシア留学をそこで初めてしりました。他のエージェントに行くと手数料がかかってしまうのにここは一切かからないと書いていて、最初疑わしいサイトだと思ってました。でもガイドブックなどの資料を見てみると自分がイメージしていたマレーシアと実際のマレーシアがかけ離れていてすごくマレーシアに興味をもってマレーシア留学サポートセンターに連絡しました。

でもネットで調べたらマレーシアは公用語マレーシア語だし本当にマレーシアに留学して大丈夫かな?と思いましたね。そこでYouTubeを見た時にマレーシア人の一句一種ってのがあって、イングリッシュスピーカーで圧倒的にインド人などノンネイティヴの割合が高くて結局綺麗な英語を習った時点で通用しないのではと思ったのが大きいですね。

マレーシアに留学を決めたあとはすぐに仕事終わりにマレーシア留学サポートセンター代表の斎藤さんとカウンセリングをしました。色々聞いて比較していたカナダと比べたら料金がカナダの半分以下ってところが魅力的に感じました。そのあとはすごく早い対応をしてくださってトントン拍子で、仕事に退社の連絡、大使館でビザ申請など進みましたね。



マレーシアで沢山色々経験されていたと思うのですがマレーシアでどのように過ごしていたのですか?

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お金もそれほどあったわけでもなかったので、コンドミニアムにプールもジムもあり、学校と家との行き来で、、、あかんと思ったんですよね。せっかく留学きてるのにって。もう少し色々なことしてみようと思いました。たまたま難民の施設で算数を英語で教えてくれる人を探しているというのをSNSを通して見つけました。コンタクトをとり、2カ月ほどミャンマーの子供達を対象にボランティアをさせてもらいました。子供たちがミャンマーに帰るのを機に私も辞めてしまいました。SNS見ていたらお金を払ってボランティアをさせてもらうものもあったのですが、どうしてもそれは嫌でしたね。

他には、留学中に外国から来た留学生と勉強しにカフェに行き(おしゃべりばっかりだったのですが笑)、初めは中々コミュニケーションが取れなかったのですが、気づいたらお互いコミュニケーション取れるようになっていてました。放課後が毎日楽しみでしたね。カフェも安く、wifiも完備されていたので。現地に日本人もいましたが、外国の方と沢山交流してました。

日本人の留学生は週末にランカウイ島、ペナン、シンガポールなど旅行に行っていました。でも中東から留学に来ている子たちはお国柄で制限があり旅行に行けずマレーシアにとどまっているところに私は気が合って、、、。飛行機が安いと言えども彼らにとっては高いと思うのでバスでマラッカなど旅行に行ったことがいい思い出です。楽しかったです。


語学学校はいかがでしたか?また6ヶ月の留学で英語力の伸びはどれほど感じますか。

ネイティヴの先生とノンネイティヴの先生とのハイブリッドなバランスがよかったです。私の先生はイラン人とイギリス人でした。イギリス人の先生は「どうしてこんなところが分からないの」という感じなのに対してイラン人の先生は英語が母国語ではないから自分がつまづいたら一緒に考えてくれました。単語の覚え方とか一緒に考えてくれたんです。

また、先生によっても名前の呼び方やアクセントが違ってくるのですが、それを聞き分ける力がついたと思います。上司はアメリカ人でネイティヴなのにシンガポール人の英語が理解できないというんですよね。

今住んでいるシンガポールは多国籍の国で、会社の隣のデスクにはインド人、中国人。マレーシアで培ったその聞き取る能力というのは今も修行中ですが役に立っているなと思います。

また、私はマレーシアにいる間は何も資格がなかったのですが、一度シンガポールに行くための準備で日本へ帰国した際にIELTSを受けました。リスニングとスピーキング力が7.5と高くて、でもリーディングが6.5でライティングが6でした。


どのような流れで今の会社に入社したのですか

留学の時も同じように、僕ってやるって決めたらすぐ行動するんですよ。学校が終わる2カ月前からマレーシア、シンガポールにおける就職エージェントを通して仕事を探していました。無料なので無理いって面接の練習させてもらったりしてました。シンガポールのエージェントを通し、今の企業を紹介してもらいました。

履歴書などをチェックしてもらい、面接の機会を設けてもらいました。1回目はスカイプ面談、2回目は本当に英語力があるか測るために電話のみでした。電話で相手の表情がわからないのでとても大変でした。学校が終わるくらいにちょうど就職が決まりました。12月終わりに学校が終わり、1月半ばから仕事だったのですがその短い期間に帰国し、転出届けなど、お家の整理などしました。ビザに関してはエージェントと企業側が手続きをしてくれました。

マレーシアでも1つ香港の会社に採用をいただきました。今シンガポールに住んでいますがマレーシアが大好きでマレーシアで働きたかったのですが、お給料面ですこし日本へ帰った場合を考えると少し厳しいかなと思い、シンガポールでの就職を決めました。


シンガポールで働くことを留学前、想像できましたか?

全くですね。留学してよくても日本に帰国し日本で英語を多く使うような日本企業で働けたらラッキーだなと思っていました。海外で働きたいとは思っていましたがマレーシアの所得は本当に低くて。所得ランキングをみていて日本を基準にしたときにシンガポールの所得が高かったんです。親との約束で海外で働いても1年に1回は日本に帰ってくるという約束があったんですよ。なのでマレーシアで就職活動しているときにシンガポールもいいなとそこで選択肢ができました。


マレーシア留学がどのような経験につながりましたか?

日本出る前までムスリムに対するイメージが悪かったり、文化というものを大雑把にしか知らなかったです。でも実際会ってみると、みんな個性があってその中でコミュニケーションの仕方が大事なんだと思いました。センシティブな問題もあるため、自分でその情報を仕入れたりして、何を話したらいいかなど、英語を学ぶより大事だなと思いました。まず日本のことを知らないと恥だなと思いました。留学生活で色々な人と関わる中で国際性が身についていきました。

留学すると日本人もいたりして、日本語話したいと思う時期もあると思います。でも英語がなかなか話せないときでも写真みせたり、コミュニケーションをとるためのツールって英語の他にもあるんですよ。そういった部分(コミュニケーション力)が日本人は弱いなと思いました。英語ができてもなにを話せばいいかわからなくなってしまう日本人。自分のアピールをしたり、こういったことを知ってるよとかニュースとか知っていないとだめなのではと思いました。

それにニュースをみるときyahoo!ニュースになってしまいますよね。芸能関係、だれがだれと付き合っているなど僕も好きでよく見てしまうんですよね。国際的なニュースってそんな大きな話題でないと日本に伝わってこないんです。なので僕が留学中によく使っていたのが、カタール国へのアルジャジーラ。たまにインタビューされる人たちのインタビューを聞くと各国の話し方だったりを聞けるのでリスニング力も伸びますしそういうニュースを知っておくだけで、これだめなんだよねなど知っているとムスリムの子達も心開いてくれるんですよ。どうやってコミュニケーションをとることがキーポイント、非常に大事だなと思いました。


マレーシア留学をしなにが一番ご自身にとって変わったと思いますか?

もともと日本で法人営業をしており、人と関わることが好きでした。でも今考えるとやり方が一方的だったなと思います。数字を追うというか。でもマレーシアにいたら、人をせかすこともないし、ゆっくり自分なりに生きてもいいんだと思えましたね。財布の中見て30リンギしかもっていなくても『30リンギしかない』ではなく『30リンギもあるんだ』っていう考え方に変わりましたね。ストレスフリーな感じですね、辛いことがあってもポジティブに考えられる。できないこともなんとかなるって考えられるようになりましたね。


また会社を辞めてまた仕事見つかるのかなとか不安があったかと思います。瀧本さんはどうして一歩踏み出せたのですか?

もちろん怖かったです。留学をしてるがために生活が変わった人をみてきた(冒頭)のもあるんですが、学生時代に留学をしていたらチートコースでどんどん海外支社など行けたと思いますが、実際働いてみないと見えない部分があるんです。言葉で説明するのは難しいのですが。大学生でもすごく勉強する方とかもいるんですが、社会人で留学する人って大学生とかに比べて今後の人生がかかってるじゃないですか。なのですごく真剣ですし、後がないって思うんですよ。ここで逃したら、、、って考えてしまう。

仕事を辞めて半年間留学に行くか行かないか考えた時にそれをリスクではなく自分に対する投資と考えました。今後の人生を考えた時に留学をコストとして考えるか、投資として考えるかって大きな違いだと思います。

私の友達でもいました。2つ上の先輩で留学しておけばよかったと言っていました。日本で働く、そういう人生もありだとも思うんですが、私は人と同じ人生を歩まないという選択肢をあえて選んだんです。

人と違う道を選ぶってことはそれなりに自分に責任があるし、自分で道を作って行かなきゃいけない。日本では働いてて昇進したり、次のステージが見えてしまう。つまらないなぁって。


先に一歩踏み出され、可能性広げられてシンガポールで大活躍されている瀧本さんからこれから一歩踏み出す方へ何かアドバイスはありますか。

私は迷ってるなら、「やる、買う」という人なので背中を押すというのは難しいんですけど行って損は絶対しない。自分から積極的に動いていけば絶対掴めるものはあります。経験を通していえるのは日本、フィリピンでは得られない経験を得られるんですよね。マレーシアで経験したことってすごく生きる。どこの会社行っても中華系の人がいる。アジアならインド人。彼らのアクセントがわかるし共に働ける。人種のるつぼ、英語も学べるすごい場所ですよ、マレーシアは

またなにもしなければ自分達は限られた世界の中にいると思うんですよ。その中に色々なドアがあるんです。ただ留学に行ったから英語が身についたと留学は甘くないんですね。きちんと行くなら目標を立てて行くことですね。僕は留学行く前これはしておこうみたいなのを作りました。1ヶ月頑張って極力日本語を話さない、最低5カ国友達をつくるなどです。

あとはもし周りが外国人だらけでも日本人らしくしなきゃいけない部分もあるんですよね。日本人というブランドを守りつつ、自分らしさとミックスし、コミュニケーションを取って行くことが大切だと思いますね。




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