学生レポート
【留学のリアル】マレーシアの虫事情!
こんにちは!
マレーシア留学サポートセンター・学生アンバサダーのKAKERUです。
今回のテーマは「マレーシアの虫事情」です。
渡航を控え、マレーシアの虫に怯えている同志たちの参考になれば幸いです。
第一章:パンドラの箱
マレーシア渡航前から僕が不安に思っていたことの一つがマレーシアの虫事情。熱帯雨林気候で一年中暑くて湿度も高いので、虫が多くて日本よりもデカいんじゃないかなぁと思っていました。
虫嫌いの僕にとって、部屋に虫が現れるなどということはあってはならない非常事態。とはいえ、渡航前に備える暇もなく、僕は寮に着いてしまいました。
しかし、部屋は案外綺麗で、パッと見た感じ虫はいませんでした。ホッとしたのも束の間、冷蔵庫を開けた僕は悍ましい光景を目の当たりにしました。そこには大量の小蠅がいたのです。僕は瞬時に冷蔵庫を閉めて部屋の外に出し、クリーニングを予約しました。
そんなこんなで僕の「マレーシア留学 feat.虫たち」が始まりました。
第二章:G襲来
二度目の虫試練は友人の巻き添えです。
ある晩、同じ寮の別棟に住む北海道出身の友人から「すぐに俺の部屋の前に来て欲しい」と連絡がありました。着くとそこには恐怖に慄いて小さくなった彼の姿がありました。
事情を聞くと部屋にGが出たとのこと。僕も虫嫌いであることを伝えたのですが、「アレとの戦闘経験は疎か、見たことすらなかった俺よりは頼りになる」と言いくるめられた僕は遂にマレーシアのアレと対峙することになりました。
アレはゴミ箱の中に居たということで、僕はゴミ箱を足で突きながらユニットの外まで運びました。近くにあった清掃用のモップをお借りし、その柄の先で慎重にゴミ箱を開けて覗くと、そこには心なしか日本のよりも大きめのアレが。
次の瞬間、アレは勢いよくゴミ箱を飛び出し、こちらへ向かってきました。僕たちは足元を動き回るソレにモップのみで必死に応戦しました。結局、ソレは排水溝の方へと逃げていきましたが、僕は近づいてきた時に確信しました。
マレーシアのアレは日本のものよりも確実にデカかったです。その上、あんまり逃げようとしません。謎に対抗心を燃やしてきます。
第三章:三十八日ぶりの「アレ」
三度目の虫試練も例の友人とのG退治です。殺虫剤を買っておけばよかったのになぜか買わなかったため、僕たちは再び窮地に立たされてしまいました。
なんとかアレを部屋の外に出すことには成功したものの、アレは部屋のドアの前に立ちはだかり、頻りにその糸のように細く長く伸びた触覚を四方八方に向けていました。
簡単に息の根を止める術はありませんでした。かといって、そのままにもしておけません。僕たちは必死に知恵を振り絞り、ウォーターサーバーから出る熱湯をかけてみるという決断を下しました。
苦肉の策ではありましたが、これが案外効きました。コップ1杯分の熱湯を3回ほどかけると、ソレは縮こまって動かなくなったのです。しかし、当然のことながら床はびしょびしょに。やはり備えは重要です。
アレ用の殺虫剤はスーパー等で、15RM(510円:1RM=34円で換算)程度で買えるので、アレとの共生は絶対に嫌だという人は買っておきましょう。ちなみに僕は寄せ付けないための天然由来の素材を使ったスプレーも買っています。
第四章:千里の堤も蟻の一穴から
さて、マレーシアで部屋に出がちな虫として最もよく挙げられるのが蟻です。これが僕の四度目の試練でした。きっかけは小さなゴミ袋。友人のコンドミニアムに泊まりにいく前に捨てるはずだったそのゴミ袋を僕はうっかり放置して行ってしまったのです。
帰ってきた頃にはもう手遅れで、今までアリの気配などこれっぽっちもなかった僕の部屋は彼らから完全に「食べ物がある場所」として認識されてしまったのです。それ以来、数時間食器を放置するだけでも蟻が集るようになってしまいました。
僕は面倒なので蟻もG用のスプレーで一掃しますが、どうやらアリベイト(毒餌を巣に持ち帰らせるタイプの殺虫剤)も売っているようで、マレーシアでも日本製のものがよく効くと評判らしいです。出てしまっては仕方がありませんが、まずは蟻が来ないように食べカスの処理をきちんとしましょう。
第五章:ヤツはいるの蚊?
意外にも影が薄いのが蚊です。一年中暑いということもあって、日本では刺されやすい僕はそれなりに覚悟していたのですが、全然刺されません。
恐らく、僕が冷房の効いた涼しくて乾燥した環境にいることが多いのも要因の一つだと思いますが、それにしても刺されません。僕はデング熱なんかを心配していたのですが、今のところは杞憂だったと言えます。
第六章:他にも愉快な仲間たちがいっぱい!
ここからは番外編。マレーシアでよく見かける虫的な生き物はまだまだいます。
まずはヤモリ。道や建物の壁、さらには室内まで至る所に姿を見せます。動きが素早いため、暗闇から出てくると結構恐いです。
続いてはカタツムリ。夜にサンウェイ周辺の歩道を歩いているとよく見かけます。歩道のど真ん中をのんびり通るため、よそ見をしていると踏み潰してしまうこともあります。気をつけましょう。
終章:ゴミの始末は適切に
以上が虫嫌いの僕から見たマレーシアの虫事情です。ネガキャンかの如く書き綴りましたが、ゴミの始末さえしっかりしておけば、生活に困るほどの虫非常事態は起きませんので、ご安心ください。