左から2番目がMioさん。友達との旅行先にて。
Q. 自己紹介をお願いします!
A. Kawasaki Mioです。INTI International College スバン校に通っています。学部名は、センター オブ オーストラリアンディグリープログラムのビジネス専攻マネジメント専科です。出身地は大分です。
Q. どんな高校生だった?
A. 私はもともと医者を目指していて、大学進学率のいい中高一貫校に通っていました。学園祭や体育祭などの学校行事には積極的に参加したり、生徒会やクラス長にも積極的になるようなタイプでした。高校の途中から医者になるという将来に、不安とこれで本当にいいのかと漠然と感じ、そのままズルズルと誰にも言わずにで過ごしていたら、勉強を頑張れなくなり、成績もどんどん落ち、最終的にセンター試験で大学を受けたのですが、失敗しました。失敗して、そのまま高校を卒業してコロナ禍に入るという高校生活でした。
Q. マレーシアの大学進学に興味を持ったきっかけは?
A. きっかけとしては、大学受験の結果が全然ダメでこのまま浪人するか、就職するかを悩んでいたら、母親が「留学でもしたらどう?」と軽く言われたのがきっかけです。そのときには自分に大学留学という選択肢があると思ってもいなかったので、びっくりしました。その後、母親がマレーシア留学サポートセンターのホームページを私に送ってきて、「マレーシアとかいいんじゃない?」と勧めてきたのがきっかけで、マレーシア留学いいなと思うようになりました。
Q. マレーシア留学を知ったときどう思った?
A. マレーシアという言葉でもともと知っていたのが、『仕事をリタイアしたあとに住みたい国No.1』、『定年退職後に移住したい国No. 1』と聞いたので、日本人にとって住み易い国ではあるんだろうなぁとは漠然と感じていました。大学進学という面では何も知らなかったのですが、マレーシア留学という選択肢も意外とあるんだなという感じで、結構前向きな気持ちで捉えました。
Q. 他の国と比較したりっていうことはありましたか?
A. 本当はアメリカやカナダ、オーストラリアなどに行きたかった気持ちはあったのですが、学費が高いというのと、英語力の選考基準が、マレーシアに比べると若干高いのもあり、金額の面とより簡単かつ英語も学べると考えたらマレーシアのほうが自分には合っているんじゃないかなと思って、東南アジアのほうが選択しやすいなと思いました。
Q. ご自身の大学を選んだ理由を教えてください!
A. INTIを選んだ理由として、マレーシア留学サポートセンターの斉藤さんとのカウンセリングで最終的に決めたのですが、HELP大学かUCSIかINTIの3つで迷っていました。INTIスバンキャンパスの立地と他大学に比べて学費が安いということ、アメリカやオーストラリア、イギリスの大学とダブルディグリープログラムがたくさんあること。あと日本人があんまりいないと聞いたので、より刺激的な、同じ国の人に頼らない生活が出来るんじゃないかなと思って、INTIにしました。一人だけ同じ学年に日本人の女の子がいたのですが、それ以外は全然会ってもなくて、キャンパスを歩いていても見かけることがほとんどないので、いるにはいると思うんですけど、異国を感じます。
Q. 留学準備の中で大変だったことは?
A. 書類の準備は、特に大変とは思わず、パスポート申請とか大学留学手続きも親に頼らずに、全部トランスレータを使って自分で準備しました。ワクワク感のほうが大きかったので、書類上の手続きは、全部自分で終えることができたのですが、IELTSの資格は大変でした。グラマー(文法)は高校英語の応用とかで問題はなかったのですが、スピーキング力がやはり全然なくて、スピーキングがIELTSのスコアで一番伸び悩んだところだったので、そこは結構大変でしたね。例年の傾向や、聞かれることは同じというのがあるので、それを対策して覚えるという感じでした。実際の会話の練習はできず、本番もあんまりうまくできた感じはしないのですが、ギリギリでスコアライン取れたので、自力だったらそこまではいけるのかなって感じです。
Q. 当センターがお役に立てたことがあれば教えて!
A. 基本分からないことがあったらすぐにメールを送って、これはどういうことですかと聞き、毎回丁寧に説明してもらったので理解できないこともすぐに解決しましたし、やはり大学からの返事がすごく遅いんだなと思うので、そういう進捗が気になったときとかは親身に対応してくださったりとか、素早く大学側に連絡を取って頂けたりとかしたので、すごく助かりました。
Q. 大学でどんなことを勉強しているのか教えて!
A. 初年度のファンデーションコースは、全部オンラインで受けたのですが、内容はそんなに難しいものではなくて、高校の応用というか高校時代に習ったことの復習という感じでした。マレーシア特有の、全部の科目にプレゼンテーションがあったり、それを全部オンラインでクラスメイトとコミュニケーションを取って、内容を決めて喋ったりしないといけなかったのが大変だったのと、一番最初の授業だったのでオールイングリッシュの授業についていくことがすごく大変で、先生とコミュニケーションとることもですし、授業のシステムを理解することもすごく時間かかりました。あと忘れられない思い出として、初日の数学の授業でランダムで先生から当てられてしまって、マイクをONにして発言しないといけないときに数学の答えを英語でどうやって言えばいいのか分からず、結局答えられなくてずっと黙ったままでいたら、先生にため息をつかれてすごく落ち込んだ思い出があります。でもファンデーションコースは、慣れたら全部単位を取得できたので、大学に入る前の準備段階の学部という感じなので、私は受けて良かったなと思っています。
今、参加しているプログラムは、オーストラリアのスウィンバーン大学とのコラボレーションで、ダブルディグリープログラムの中のビジネス専攻でマネジメント専科に入ってます。1セメスターで5科目、各科目が2時間のレクチャーと1時間のチュートリアルの合計3時間の授業があります。難易度は、ついていけないレベルではないですが、英語で世界のビジネス事情等を聞かないといけなかったり、マレーシアのビジネスにフォーカスした話をされるので、マレーシアの歴史や現在の情勢なども少し調べて学ばないと理解が難しかったりします。あとはプレゼンテーションとレポートとファイナルテストが重なって、前回のセメスターは寝れないくらい大変な思いをしました。この学部はオーストラリアにトランスファー(編入)ができるようになっていて、それにはCGPAを3.0以上取らないといけないので、頑張って勉強する必要があります。最後の学年で、トランスファー(編入)しようと思っています。
Q.同じプログラム取っている方は何人くらいいる?
A. 100人以上はいると思います。科目にもよるのですが、大きなレクチャーホールに人がパンパンになって授業をしたりします。
Q. 高校生から「大学の授業について行けるか心配、、、」という声を聞くけど、実際はどう?
A. ついていけるかついていけないかは、本当に個人の努力次第というか、日本の高校英語の授業をしっかり勉強していて、理解できているのであれば授業が全くできない、理解できないということは絶対にないと思うので、高校英語をしっかり勉強しておくことはすごく重要だと思います。それでも喋るとなるとやはり全然違う話で、日本の英語教育の課題としてスピーキングってすごく重要な課題だと思うので、スピーキングに関しては現地で頑張って色んな人に話しかけて、慣れていくしかないという感じです。なので、オールイングリッシュの授業自体についていけないとかは高校英語の基礎をしっかり学んでいたら、問題ないと思います。
Q. 大学に入る前と大学入ってからの英語力はどう?
A. リスニングとスピーキングは飛躍的に伸びた感じはします。ただグラマー(文法)の問題に関しては、ずっと継続して勉強していかないと、難しい会話やビジネス英語での会話になると絶対に勉強が必要なので、留学するからには英語は必ず毎日勉強することが大事だと思います。
Q. 学校生活で大変なことを教えてください!
A. 一番大変なのは英語での会話です。マレーシアは英語をみんなが喋れて公用語であるとは言っても、マレー語しか喋れないとか中国語ばっかり喋る人とか、いろんな人種の方がいるので、英語だけ喋れてもなぁという気持ちになったり、英語も結構なまっていたりするので聞き取るのが大変だったりします。コミュニケーションを取ることがすごく大変なので、分からない単語があったらその場で調べるとか、どうにかしてでも気持ちを伝えたいと思ったら全力で諦めずに頑張る!頑張って気持ちを伝えることが本当に大事だなと思いました。あと課題が結構大変で、指示通りにエッセイを書くことがすごく大変です。やはりライティング力とか、英語力が心配じゃなくても文法で減点もされるので、しっかり全部時間をかけて丁寧にする必要があるなと思います。
Q. 学校生活楽しいこと充実してることを教えて!
A. いろんな人種の学生と交流できることです。マレー系、中華系、インド系のマレーシア人がいて、他に留学生がいるので、本当にマレーシアって国際的な国だなと思います。いろんな方と英語を通じて話すとそれぞれの文化や、食べ物これお勧めだよ!と言ってもらって試すこともすごい楽しかったり、刺激的です。いろんな国の人と話していて、自分の価値観が凄く変わったなと感じるので、マレーシアに留学してから退屈だなと思う日が全くなくって、刺激的な生活が送れていてすごく楽しいです。
Q. 友達ってどうやってできましたか?
A. 最初の友達は、一番最初の授業にひとりで行ったのですが、グループワークのグループを作らないといけなくてどうしても話しかけないといけない授業だったので、隣に座っている子に頑張って話しかけて、「一緒のグループにならない?」と言いました。その子が結構積極的な子だったので、他のグループメイトも見つけてくれて、そしたらその中に一人日本人の女の子がいて、一番仲良くなって救われたなと思います。あと韓国人の女の子と仲良くて、よくその3人で動いているのですが、韓国の子はやはり日本と似ていて、英語が他の国に比べてそこまで得意ではなかったり、国民の考え方や文化が似ていたりするので、気が合います。英語で会話はしているのですが、すごく助かったなあと感じます。最初に出会う人は重要かもしれないです。運もあるかもしれないですけど、基本マレーシアは国際的な国でいろんな人種の人がもともと住んでいるので、日本人と言ったら、ちゃんと受け入れてくれます。喋りづらそうにしていてもゆっくり聞いてくれたり、簡単な英語で質問してくれたりすごく色々手伝ってくれるので、とにかく頑張って自分の気持ちを伝えることを大事にしていたら、友達もどんどん出てきたり、遊びに誘ってくれたり、優しい子がたくさんいるので、意外と大丈夫だと思います。
Q. 1日 / 1週間の学生生活スケジュールを教えて!
A. 今のセメスターは、8時からの授業か午後からの授業の日があるので、8時からの授業のときは、7時に起きて準備して歩いて大学に行って、授業を受けてランチを大学の近くのカフェテリアか近くのカフェとかでご飯食べて、また授業受けて試験とか課題とかが何もなければ、そこから遊びに行ったりします。試験がある時期は学校の近くに残って、20時から21時くらいまで勉強して、家に帰るという感じですね。午後からの授業のときは、マレーシアは朝が遅い国なので、午前中ゆっくり遅くまで寝て、お昼ぐらいに起きて、大学に行って、勉強して帰って来るという感じでゆったりしています。日本よりは忙しいと感じない生活をしてます。月・木・土で朝8時からの授業があって、火曜日と水曜日は午後12時と午後2時に授業があります。今学期は5科目で、それぞれ3時間ずつ授業があるので、それをランダムに振り分けられて、月〜金曜まで毎日学校に行きます。空いた時間は学校の図書館に行って勉強したり、ご飯を外に食べに出たりすることが多いです。
Q. 週末はどんなふうに過ごしてる?
A. 平日に遊びに行ったり、映画観に行く、ご飯を食べに行くなど、街中に行くことが多いので、土日はモールとか人がすごく多くなりることが嫌なので、旅行とか遠出の予定がなければ家でまったりしています。テストや課題が少ない時期は、積極的に違う州に行ったり、近くの東南アジアの国に旅行に行く計画は結構立てています。今週末も、マラッカに旅行に友達と行く予定です。州だったら安くバスで行って、今年3回タイに行ったんですけど、飛行機でタイとかインドネシアに安く行けるし、近いのでせっかくだったら東南アジアに居ますしいろんな国に行ってみたいなと思い、空いた時間があれば旅行を計画しています。
Q. 大学のおすすめポイントを教えて!
A. 一番は日本人が少なくて、国際的なところ。同じ国の同じ言語を喋る人に頼ってしまうと、せっかく英語力を伸ばすために留学したのに、環境的に絶対伸びないので、できるだけ近くにずっと英語を喋る人がいるという環境が成長には絶対必要不可欠だと思っています。あとはINTIは先生がとても優しくて、特に日本のことがとても好きらしく、一番最初の授業で「日本人です」と自己紹介したら、すごく喜ばれたりとか「私日本大好き!」、「よく行ってるよ!」など。そのあとの授業でも、積極的に話しかけてくれて「マレーシアどう?」とか、「こういうとこ行ったらお勧めだよ」と、凄く気にかけてくれ、フレンドリーで親しみやすい大学です。日本人担当のスタッフがいて、分からないことを全部聞いて、教えてもらってとてもお世話になっています。また学費が他の大学に比べて安いです。友達はSUNWAYやTaylor’s、Monashに通っている人が多いのですが、それらの大学と比べてもかなり学費が安いということを友達とも話して感じています。
プログラムが充実しています。学校の設備もきれいですごくいいなと思います。あとは立地が個人的にすごくいいなと思っていて、少し歩けばカフェも多いし、ご飯屋さんもあるし、夜になったらいろんな地域の人が車でわざわざご飯食べに来たりするようなところで、すごく栄えています。近くに駅もあって電車で30分、KLCCやツインタワーの方に遊びに行けるので、立地も最高です。
Q. 大学卒業後の進路の希望は?
A. 今はできれば海外で働きたいなと考えていて、コネクションとか卒業資格を生かしてオーストラリア等で働けたらいいなぁと思ってます。日本で働くならば、積極的に海外にも似せられる外資系企業や、少し難しいかもしれないですけど、外務省などの国際的な省庁で働くのもありかなと。マネジメント専攻でイベントマネジメント職に就きたいなと考えているので、国際的なイベント企画や運営に携われる仕事がいいなと考えています。
Q. これから留学する方へメッセージをお願いします!
A. 不安は絶対にあると思うのですが、とにかく第一歩を踏み出すことが大事だと思うので、自分を変えたいと思ってる人にとっては、留学は本当にいい経験になると思いますし、性格も絶対プラスに変わると思います。価値観や世界観も確実に変わるので、自分の考えや知識が全部壊れて、より自分らしく、本当に楽しい生活を送れるようになると思います。私は留学して本当に良かったと思ってますし、皆様にそう思ってもらいたいので、私のように高校生のときにすごく悩む時期もいまからでも全然遅くないので、前向きに留学してみるといいと思います。