費用・文化・英国大学の分校が決め手!友達との交流が楽しい!

いちばん右がKiraraさん。キャンパスにて。

 

Q. 自己紹介をお願いします!

A. Watanabe Kiraraです。今通っている大学は、University of Nottinghamになります。昨年ファンデーションコースが終わって、今年から1学年の国際関係学部に進学します。出身地は北海道の札幌です。

 

Q. どんな高校生だった?

A. 高校は、英語科のある学校に通ってたのですが、英語が得意だったわけではなく、ただ好きで興味があり、そこに進学しました。最初からグイグイ英語を勉強して「頑張ろう」という感じではなくて、最初は周りの子と同じことやって授業も受けていたので、テストの点数も良い感じではなかったのですが、留学生が来てから、もっといろんな人と交流したいなと思うようになりました。そこで英語の勉強をもうちょっと頑張り始めました。高校のプログラムで、留学生の受け入れをしており、マレーシアもそうですし、主に東南アジアの子たちが学校に来て一緒に勉強をして、英語を学びながらという感じで半年間ぐらい一緒にいました。部活は国際交流学部で、特にいっぱい活動するというわけではないのですが、定期的に地域や札幌市内で行っている留学生と交流するイベントだったり、学校の1年生から3年生の英語好きな子が集まり、英語の勉強を一緒にしたりしました。英語だけじゃなくて、例えば韓国語や中国語も、講師の方を外部から呼んで文化に触れてみるイベントをやっていて、その部活に参加していました。

 

Q. マレーシアの大学進学に興味を持ったきっかけは?

A. 自分の高校にマレーシアや東南アジアから留学生が来て、その時に初めてマレーシアという国を知りました。地理的なことでは知っていましたけど、一番距離が近くなった瞬間といいますか、そこで来た一番仲良くなった留学生の女の子がマレーシア出身だったんですよね。それでいろいろな話も聞きました。その子はすごく勉強とかもできる子で、マレーシアの文化や英語もその子から学ぶことも多かったです。留学といえば、アメリカやイギリスのイメージが強かったのですが、その子の英語や勉強の環境を聞き、そういう違う国もありなのかなと思いました。

 

Q. 日本の大学も検討してましたか?

A. 大学を受験しました。興味は持っていたのですが、両親とも話した上で、自分の将来的にも、やはり日本の大学が勉強の環境も、今まで慣れてきたものがあるので、日本語で勉強して、日本にも英語で勉強できる大学がたくさんあるのでそこでいいんじゃないか、という結論に至ったので。日本の大学が第一希望で絞っていたんですよね。何個か行きたいところがあって、そこがダメだったらマレーシアにしようとは決めていました。結局一番行きたかった環境が良くて、日本の中ではいいなと思っていた学校に入れなかったので、マレーシアがいいかなということで、そこから準備をし始めました。

 

Q. 最終的に今マレーシアに決めた理由を教えて!

A. 決めた理由は大きく3つあるのですが、まず一つ目は費用です。欧米やヨーロッパだと大きな費用がかかるので、そこは両親とも話し、簡単にいけるものじゃないという結論に至りました。その点ではマレーシアは私が行っているNottinghamもそうですが、イギリスやオーストラリアの分校もありますし、同じ教育を安い費用で受けられるので費用の面でいいかなと思ったのが一点。

もう一つは、仲の良かった留学生の子と話したときのマレーシアの文化がすごく面白いなと思ったことです。一つの文化じゃなくて、いろいろな文化が混ざり合っているし、いろいろな言語も喋っているし、そういう点で英語だけが身につく感じではなくて、自分の価値観や考え方など、いろいろな文化の中で生活することで得られるものがあるんじゃないかなと思いました。

もう一つは、もともと自分の勉強したい科目が、ヨーロッパが強かったのでイギリスやヨーロッパ系に行きたいなと思ったのですが、費用面も含めてイギリスの分校があることが良かったです。探していると、Monashなどもありますが、Nottinghamという大学を知れて、そこの分校があって、費用も安くいけるならすごいなと思いました。

 

Q. 今の大学を選んだ理由は?

A. 最終的に迷ったのがMonashとNottinghamでした。自分の勉強したい学部があるのがその2校で、決め手として、キャンパスの雰囲気は自分のなかでは大切で、都市部から離れてますが、Nottinghamは自然多く、学校の勉強に集中できる環境があるんじゃないかなと思いました。あとは留学生比率を見ました。いろんな国のアジア圏ではなく、例えばアフリカの方やエジプトの方などからもNottinghamにたくさん来ていると聞いたので、良いんじゃないかなと思って決めたのが理由です。

 

Q. 留学準備の中で大変だったことはありますか?

A. 周りにマレーシアの留学をしている人がいなかったので、情報を集めるのがすごく大変でしたね。マレーシアに行っている先輩のyoutubeを見たり、ブログ読んだりたくさんしたのですが、得られる情報は本当に表面的なものだけなので、そこをSNS上だけで情報を得るのは、ちょっと厳しかったなとは思いますね。

 

Q. 当センターがお役に立てたことがあれば教えて!

A. 学校から、「これやって!」「あれやって!」というのが来ると思うのですが、最初は何から手をつけていいのか分からなかったので、マレーシア留学サポートセンターさんの「この手順でやっていけば大丈夫だよ!」というメールを見て、安心したというか、ちゃんと自分できているな、と確認しながら出来たのがすごく良かったなと思います。

 

Q. ファンデーションコースではどんなことを学んだ?

A. 私は去年の9月から8ヶ月間、Foundation in Artsでファンデーションをやっていました。基礎的な全部網羅した科目が多く、例えば心理学だったり、あとはコミュニケーションや文化、アーツ系に寄った基礎科目が多いです。あとは選択科目で、例えば私の学部に繋がっている法学部や国際ビジネス、そういった科目を追加で取れます。やはり全部が英語で進んでいくので、自分の英語力もまだまだということもあり、最初は大変な部分もありましたね。録音して後から聞いても、わからないとか。あとはスライドなので、ノートをとるのがすごく早く進むから、追いつかなくて、あとから自分で復習する時間がすごく長くなっちゃう点では、最初の1学期目は特に苦労しましたね。

 

Q. 1日のスケジュールを教えて!

A. 授業は9時から全部始まるので、7時半頃に起床して、朝ごはんは軽めな感じで食べて、30分ぐらいで準備します。軽く前回の授業ノートを見返したり、課題を忘れていたらその時間でバーってやっちゃったりとか、スライドで分からない英語とか単語は調べて、これはこういう意味なんだなと少しだけ準備をします。寮はキャンパスの近くにあるので、学校に行くまでは時間がかかりません。8時50分、40分くらいに部屋を出て、授業が始まります。午前中は1コマで2時間で11時ぐらいまでやります。ご飯休憩をするブレイクがあり、そこでカフェテリアに行ってご飯を食べて、13時頃に2時間の授業が2、3個入って午後まであります。授業休みが10分くらいあり、16時、17時まで授業があります。そのあとは友達とディナーを食べに行くか、図書館で復習したり、課題をやったりして、21〜22時まで続く感じですね。あとは自分のグループワークのミーティングに入ったりしたら、参加しながらご飯を食べたりとかはありました。平日はびっしりです。

 

Q. 1週間全体のスケジュール、教えて!

A. 平日は結構忙しく、課題と授業に追われて、あまり時間がないのですが、夜や金曜日に外に行かないときはNetflixを見たりとか、中学生みたいにトランプやUNOをして遊んだり。意外と楽しいんですよね。キャンパスは広くて歩けるスペースもたくさんあるので、歩きながら話したりとか本当に合宿みたいな感じで楽しく過ごしてます。週末はクアラルンプールの方に遊びに行ったり、映画館に行ったりして、なるべくリラックスして、あまり詰めすぎないようにはしてますね。

 

Q. 高校生から「大学の授業について行けるか心配、、、」という声を聞くけど、実際はどう?

A. ファンデーションの場合は、日本語でも難しい科目ってあるじゃないですか、例えば心理学であれば、理解するのに時間いるときがあります。そういう科目は授業聞いていても、「ん?」と思う部分があるので、あとから自分で調べたりもします。ただ、本当に全然理解できないということはないかなと思います。ある程度ファンデーションで求められている英語力や、それぞれの大学の基準があると思うのですが、そこを満たしている分にはついていけると思います。わからないところがあれば、友達もいますし、学部のサポーターの人やレクチャラー(教授)にあとから聞いたり、メールでも聞いてもいいですし、そういうことをしたら遅れていくことはないと思います。

 

Q. 学校生活で大変なことは?

A. ほぼ一人暮らし状態なので、自分の学校以外の生活と課題やテストを両立することは私はすごく大変だなと今も感じています。例えば自分の家にいたときは、洗濯物をやってくれる人がいるし、ご飯を作ってくれる人もいたのですが、今は3日間で洗濯物が溜まってきますし、「洗濯しなきゃ」とか「ご飯どうしよう」とか、「課題もあるし、もうどうしよう!!」とパンク状態になることがテスト期間などにあります。そこが本当にタイムマネジメントの能力が問われるといいますか、自分で管理しながらやっていくことが難しくは感じています。

 

Q. 学校生活で楽しいこと充実していることを教えて!

A. キャンパスの寮に住んでいるということもあり、すぐに友達と会えるということがいいなと思います。高校では、自分の家に帰るので、夜遅くまで遊無ことはなかったのですが、今は夜22時でも「Netflix見ない?」とか「マクドナルドデリバリーしない?」とか。そういう風に過ごしてるのが、学生生活楽しめているなと思いますね。

 

Q. 一番最初にできた友達ってどのようにできた?

A. やはり何も参加しなかったら出会いがないので、私はクラブの説明会やなにかの集まりがあったら、そこにちょっと参加したりとかしました。キャンプファイヤーの集会とかあるんですよね。最初の方は自分と同じく他の人も友達がいなくて、みんな作りたい状態なので、最初に作るのがカギですね。例えば隣にいる子にちょっと話しかけるとか、一緒のグループになった子に話しかけたり、自分からこの子面白そうだな、見た目優しそうだなと思ったら、ちょっと話しかけてみたりしたら、意外と盛り上がることがあります。友達になって「インスタ交換しよう!」とか「どこのコースなの?」といったことを聞いて、自分と同じコースだと「明日クラス一緒に行こうよ」など、そういう話にどんどんなっていくので、やはり最初は自分からアクションを起こすことも大事なんじゃないかなと思いますね。

 

Q. 大学卒業後の進路の希望は?

A. 今は考えている途中なのですが、日本人の先輩に話を聞いたりして、マレーシアでインターンする人もいるし、日本に戻って就職する人もいて。でもやはり聞くのは、マレーシアで就職することは簡単ではないということです。私も海外で働きたいという希望はあるので、一度日本に戻って何年か経験を積んでから、また海外に出てみようかな、などの希望はありますが、職種としては自分の学部と少し関わったり、貿易関係に興味があるので、そういう関係の仕事につけたらなとは思っています。

 

Q. これから留学する方へメッセージをお願いします!

A. 高校生はたくさん迷う時期で、日本か海外の大学にするかもそうですし、どこの大学に行くかとか、たくさん迷うと思うのですが、迷うのはすごくいいことだなと私は思っています。迷いながら好きだなとか、興味あるなという感情を大切にしながら、その方に進んでいくと、すごく楽しい将来になってくると思っています。自分のパッションと興味を信じていただければなと思います。

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