マレーシア留学を選んだ理由
1,マレーシアを選んだ訳は、費用が安いこと、治安がよいこと、遠くないこと等です。1ヶ月滞在しました。
授業はとても生き生きしていました
2,学校は、クアラルンプールのELCに入りましたが、9月だったので日本人の大学生がまだ沢山在学中で、7割は日本人でした。(全体で150人ぐらい在籍)
入級テストで5段階の3のレベルの15人のクラスに入りました。
9月半ばには日本人がぐっと減り、中東、中央アジア、東南アジアなどの生徒と程良い割合になり、クラスは7~8人になりました。
授業は、大変よく構成されており、とても生き生きしていました。
例1:3チームで、先生が説明する語句を表す形容詞を黒板に書く競争。チームで綴りを教えたり助けるのもOK。
例2:ビデオを見て、テーマについてペアで意見を出し合い、皆の前で、相手の意見を説明する。
例3:ビデオの会話を聞き取り、ペアで、会話の続きを考えて発表する。
このように、語彙、聞き取り、発言、書き取り、等全てがうまく組まれていて、素晴らしい授業でした。また、ペアは常に交代させられ、必ず全員が数回は発言させられ、かなり集中して授業を受けました。
また、月曜日には復習のテストがありました。
ただ、私は定年退職5ヶ月後に行ったのですが、準備不足でした。語彙力が衰えてしまっていました。テキストは閉じて授業が進められ、ついていくのが厳しかったので、下のクラスに替えて貰いました。日本人は文法が出来るのでよくあることだそうです。
下のクラスの授業は、先のクラスほど面白くはなかったのですが、ペアで他国の生徒と取り組むのは同じでした。担任以外の先生の授業も面白いのがあり、「戦争の言葉」を学んだ時は、シリアの若者と兵役の必要性について討論し、我が身の平和呆けぶりを実感しました。
マレーシア留学で印象的だったこと
3,生活は、何より印象的だったことは、他国の若者との交流です。歳に関係なく仲良くしてくれましたし、中東の女性達と話すのは初めてでした。全身黒ずくめのへジャブを被った女性達とランチに行き、顔の前のスカーフをさっと開けてすぐ隠しながら食べるのには驚きました。家族の話や国の話など色々しました。恥ずかしがらずにとにかく英語を使うようになりました。
学生寮は、日本3人、カザフスタン1人、韓国1人の5人で一つのフラットに住んでいました。私は朝夕自炊でしたが、若者は外食が安いので外が多かったようです。外食もしたのですが、飽きて、やはり自炊がよかったです。鍋でご飯を炊いて若者にご馳走して喜ばれました。
ただ、電気コンロが1台というのには困りました。電子レンジや冷蔵庫、湯沸かしポットなどは揃っていたのですが。
何もしたくなければ普通のスーパーに寿司もお総菜も売っているし、伊勢丹まで行けば何でも入手できました。
市内はモノレールやタクシーで移動、郊外へは電車で出かけましたが、特に困ることはありませんでした。
気候は30度ぐらいですが、日本のように蒸し暑くありません。室内はエアコンが効いているし、外も全く不快ではありませんでした。
最後に、
せっかくの長期滞在ですから、よく準備をされることをお勧めします。
自分なりに毎日英文を読むとか、文法を復習するとか・・・。
それから栄養が偏ったり夜更かしで体調を崩した若者がいました。健康面の注意は必要です。
初めて海外に出た、マレーシアの汚さに驚いたと言う日本の若者が何人もいましたが、私も汚さが気になりました。素晴らしく近代的な部分とアジアの混沌が同居しているということです。まあ、日本の潔癖性の方が異常で、これも異文化体験で、面白がるしかないと思います。
そして可能ならまた行きたいと思っています。