1. はじめに
留学は学校に通っている時間だけでなく、それ以外の時間も合わせて留学生活と言えます。つまり放課後の過ごし方も含めて、いい時間を過ごすことが、充実した留学生活と言えます。その点においてマレーシアは充実した留学生活を送ることができる環境が整っています。
まず、マレーシアはとても治安が良く、親日的で、街中をひとりで歩いていても不安を感じることはほとんどありません。日本人にとっては当たり前に感じるかもしれませんが、安心して出歩くことができる環境が整っていることは、とても大切な要素なのです。
また、国民のほとんどが英語を話すことができ、レストラン、屋台、カフェ、ファストフード店、市場、コンビニ、スーパーマーケット、ドラッグストア、駅、スポーツクラブ、洋服ショップなどでのやり取りは英語です。
スターバックスで自習をしながら、隣の席のマレーシア人に英語で話しかけることもできますし、日本に興味を持っているマレーシア人と友達になることもできます。またクラスメイトの多国籍な留学生との会話ももちろん共通言語の英語になります。
学校以外でのアウトプット(話すこと)も大切な英語実践の場になります。学校で英語を勉強に加え、日常生活で実践することで、英語力向上のスピードも劇的に上がります。放課後もいろんな国の留学生と一緒に時間を過ごすことで、英語のアウトプットの場になります。放課後に日本語を話していては、なかなか英語力の上達のスピードが上がりません。放課後の環境も含めて留学先を選ぶことをお勧めします。
2. おすすめの放課後の過ごし方
①KLCC、Pavillionで映画を観る
マレーシアでは映画をRM10~20(300~600円)で観ることができます。 学割もありRM7~8(約200円)で映画を観れます。もちろん映画も全部英語です。日本の映画も英語の字幕付きで上映しています。
映画を通してもちろん英語も勉強できるので一石二鳥!また、そのあと映画について友達と話をする共通の話題にもなるので一石三鳥!留学を終える頃には映画での英語の聞き取りなどリスニングの伸びを実感できるのではないでしょうか。
また、語学学校の近くに大きなショッピングモール(KLCC、Pavillion)があり、そのショッピングモール内に映画館が入っているので交通の面でも放課後に気軽に映画を見ることができるのも利点です。放課後の過ごし方として映画はかなりおススメです。
②シェアメイトと手作り料理
これもすごくオススメです。 他の国の人と一緒に生活する機会って日本ではほとんどありません。日本食を作ってあげることで日本の食に対する文化を伝えることができますし、他の国の料理を作り、食べることによって他国の食文化について学ぶことができます。国も違えば、食べるものも、食べ方も異なります。新しい体験、発見もできるのではないでしょうか。
「今日は日本食を作ってあげるね!」とご馳走すると、次は盛大なアラビア料理やマレーシア料理を振舞ってくれます。私自身のマレーシア留学での経験や実際に留学した方の声を聞くと日本のカレーライスを現地で振る舞うと大人気のようです。
さらに、一緒に料理を作るのもとてもいいですね。お互い作り方などを教えながら作業していくので英語の勉強にもなりますし、シェアメイトとの仲を深めるのにもってこいの作戦です。
また、マレーシアの7割を占めるイスラム教の文化では豚肉を食べない、お酒を飲まない(もちろんご飯にもアルコール類の調味料は一切使われません)などといった文化があります。食文化に関して調べ、少しでも知識を持っておくことで現地の人に喜ばれたり、役に立ちます。
③課外活動(サークル)に参加する
マレーシアではバドミントンとサッカーが人気のあるスポーツです。バドミントンはマレーシアの国技といわれているくらいで、世界ランキング1位の選手もいます。 ネットや掲示板で、バドミントンやサッカーの参加者を募集をしていたりしますのでそういったサークルに定期的に参加するのもオススメです。
当センターのお客さまの中でもバドミントンのサークルを通してたくさんの出会いがあり、いい経験になったという体験談も寄せられています。「何か新しいことをする」ということに初めは戸惑うかと思いますが勇気を出して一歩踏み出すと、予想もしなかった留学生活を送ることができます。
3. 放課後の過ごし方で留学の充実度は変わる!?
皆に平等に与えられたものは「1日24時間」ということことです。この24時間をどう利用するかで成果が変わってきます。留学の成功、充実度も同じで「時間の使い方」によって、おもに3つの面で、充実度が変わってくるのです。
一つ目は、やはり「英語力」です。放課後の時間をつかって街中で英語を積極的につかうことで、学校で学んだ英語を実践することができます。留学する方の中には、英語のスキルの中でもスピーキング力やリスニング力を伸ばしたいという方が多いです。もちろん語学学校のカリキュラムの中にもスピーキング力やリスニング、ディスカッションの授業がありますが、そこで学んだものを日常生活の実戦の場でアウトプットすることで、自分になじませることができます。
二つ目は、「行動範囲」が広がります。放課後に出歩くことで、自分の行動範囲が少しずつ広がってきます。単に学校と家との往復ではなく、映画を見たり、散策したり、ちょっと郊外に出て見たりすることで、得られる経験も劇的に増えます。この経験こそが留学の充実度に比例するのです。
三つ目は、「人脈」が広がります。積極的に外で活動し、ほかの留学生とコミュニケーションを取ることで、学校以外の友達ができたり、お友達がお友達を紹介してくれたりと、自然と人脈も広げることができます。留学での出会いは一生モノです。留学後も長く付き合っていくような出会いがたくさんあり、将来、その人脈が仕事につながったり、良い出会いにつながったりするものです。
留学とは、言語や文化も日本とまったく違う環境で生活をするということ。もちろん不安なったりうまく行かないことも、もちろんあります。そんな環境の中でいかに楽しく過ごすか、いかに自分から行動できるか、がマレーシア留学の充実度を左右するポイントになります。