かなりの確率で詐欺。しかし、、、
こんにちは。
マレーシア留学サポートセンター
代表の斉藤です。
マレーシアは東南アジア各国のなかでも
比較的治安のよいことで知られています。
もちろん日本ほどではありませんが、
イギリスのエコノミスト誌が発表している
世界平和度指数によると、
アジアでは日本、ブータン、シンガポールに次いで
4位にランクインしています。
実は先日の出張時に、
そのことを実感する出来事があったので
今日はその話をシェアしたいと思います。
ある夜、スタッフと食事をして、
夜10時ごろホテルに帰る途中のことです。
メインロードから一本奥まった路上で
40代くらいのマレーシア人男性に
声をかけられました。
すごく困った様子で、
「お願いを聞いてもらえませんか?
とても困っているんです。
実は昼間におカネを銀行から引き出すのを忘れていて、
手持ちの現金がほとんどありません。
キャッシュカードは会社に置きっぱなしで
そこにオフィスがあるのだけれど、
すでに会社は閉まっていてなかに入れないんです。
携帯電話もバッテリーがなくなり、
家族にも連絡が取れないんです。
だからタクシーで帰宅するしかないので、
30リンギット(約900円)貸してほしい。
必ず返します。」
と、一気に話しました。
正直、これはかなり怪しいと思いましたね。
普通は、海外でこんな話をされたら
かなりの確率で詐欺です。
いつもなら即断でお断りするのですが、
なぜか彼の声のかけ方や話し方、
表情や仕草がウソを言っているような気がせず、
どうしようか迷ってしまいました、、、
結局、財布に細かいお札がなく、
50リンギット札(約1,500円)を渡して、
携帯番号と滞在先のホテルを教えて別れました。
よくよく冷静に考えてみると、
海外でこんなことって
ほぼおカネは返ってこないです、、、
「信じるほうがバカ」「おカネを渡すなんてアホ」
と言われるレベルです、、、
翌日、学校スタッフにも話したのですが、
「あ~、だまされちゃったね、、、」
「ここは日本じゃないからね、、、」
みたいなことを言われました。
私も「だよね~」と思いましたね、、、
「ま、これまでたくさんのマレーシア人の
皆さんにいろいろと助けてもらったし、
おカネは返ってこなくても、
恩返しと思えばいいかな~
まぁ、メルマガのネタにもなるしねー」
なんて思っていました。
一方で、
「もし、これでおカネが返ってきたとしたら、
それはそれでワンダフル・ストーリーだね」
なんていう、
淡い希望も正直ありましたね。
翌日も朝からアポイントで外出していたのですが、
夕方ホテルに戻ると、
フロントで預かりものがあるとのこと。
しわくちゃの封筒を渡されたのですが、
なかにはメッセージと50リンギット札が
入っていました。
いやー、うれしいというか、なんというか、
ちょっと改めてマレーシアに感動してしまいました。
そして、ほんとうに困っている人を疑った自分が
恥ずかしくなりましたね(恥)
うれしくて封筒を渡してくれた
ホテルのスタッフにもこの話をしたところ、
「It’s unbelievable! What a wonderful story!」
(信じられないですね、なんて素敵な話でしょう!)
みたいに驚いていました。
こんなことって万に一つなのかもしれません。
たまたま、きちっとしていた人だったのかもしれません。
ただ、そうした行動を促す
「社会の雰囲気」ってあると思います。
日本はそうした行動を促す雰囲気が
とてもあると感じますよね。
これがもしフィリピンやインドネシアだったら、
私も100%おカネを渡したりはしなかったと思います。
日本ほどではないにせよマレーシアにも
そんな雰囲気があるように思いますね。
それはたぶん、
これまでたくさんのマレーシア人と接して、
自然と感じていたことなのかなと思います。
今回のことを通じてそう感じました。
マレーシア留学サポートセンター
代表 斉藤 高志
P.S
今回はGood storyでしたが、
そうじゃない場合のほうが多いと思います。
特に日本人は海外にでても無防備なので、
スリやひったくりに狙われやすいです。
海外にでたら、すべて自己責任。
自分の管理は自分でしっかりしなければなりません。
その心構えはどこに行っても大切なので、
念のためお伝えしておきます~
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