malacca

2008年に世界文化遺産に登録されたマラッカ。
マレーシアで最も有名な観光地のひとつです。

インドネシア諸島から、最初にマレーシアに
人々がやってきた地がここ、マラッカです。

その後港街として発展を遂げ、ポルトガル、オランダ、
イギリス、ヨーロッパ列強国から
植民地支配されていた歴史があります。

クアラルンプールとはまた違った、美しい町並み
には、未だに植民地時代の建築が残っています。

そんな歴史的な街マラッカへは
クアラルンプールからはバスが便利です。
KL中心地のターミナルから約２時間。

バスの本数が豊富なので、当日にチケットを
買ってそのまま乗車することができます。

バスでマラッカへ到着した場合、
バスターミナルからマラッカ中心地まで
バスまたはタクシーに乗る必要があります。

バスは約５０円で乗車できますが、
運行情報や時間が確かではありませんので
ターミナルで係員に尋ねる必要があるでしょう。

タクシーの場合は約４００円です。
タクシーの運転手さんに、マラッカの
みどころを聞いてみるのもおすすめです。

私のおすすめは、１泊２日の旅行。
綺麗な夕日、夜のナイトマーケットを
存分に楽しめるからです。
なんといっても夜にライトアップされた
マラッカはとても綺麗なのです。

またマラッカはマレーシアを代表する観光地
であり、素敵なホテルやゲストハウス
がたくさんあります。



マラッカ観光をする際、歴史や文化背景を
知っておくと、その面白さはぐんとアップします。

町並み、人々の生活、歴史的建造物、食べ物、
マラッカの全てのものに、深い歴史と文化があるからです。

とはいえ、教会や建築物などみどころが
多数ありますので
それぞれの歴史や背景については
インターネットやガイドブックを参照ください。

ここでは、私のおすすめ
スポットについてご紹介します。



まず絶対に外せないのがオランダ広場。
この光景はとても有名なので、
ガイドブックやポスターで見たことが
ある方も多いでしょう。

主要な教会やザビエル像などはこの広場を中心に
点在しているので、一気に周ります。

オランダ広場からすぐ北方面に、
ジョンカーストリートまたはジョンカーウォーク
とよばれるチャイナタウンがあります。

カフェやレストラン、
アンティークショップが多くあります。
お土産ショップも立ち並び、
名産品を買うことができます。

この通りは夜になると、中華系の方が
運営するナイトマーケットになるので、
昼間のうちに一度通っておくと、
夜との雰囲気の違いを楽しめます。

マラッカのナイトマーケットは、
他のチャイナタウンや
マレー系のナイトマーケットとは
とても違う雰囲気です。

通りでは豚肉を使用した食べ物や、
中華系の方に人気の歌手のＣＤなどが
売っていて、かつてこの土地へやってきた
中華系移民の方が自らの文化とライフスタイル
を守ってきた様子が今でも伝わってきます。

マレーシアにはこのように、
主にマレー系、インド系、中華系、その他少数民族
が暮らす多民族国家です。

そしてマラッカに欠かせないのが
プラナカン。
プラナカンというのは、中華系とマレー系
のミックスの総称です。
この土地にやってきた中華系と、地元のマレー系
の人々が結婚することで生まれました。

それぞれ違う食、習慣、感性をもっている
民族が交じり合うことで、独自の文化が
うまれました。

ジョンカーストリートから一本小道へ入ると、
プラナカンの独特のデザインを使用した
食器やグッズを扱うお店が多数あります。

マラッカで有名な「ニョニャ料理」を
扱うレストランも多くあります。

ニョニャというのは、プラナカンの女性を
さす言葉。プラナカンにとってまさに
おふくろの味、なのですね。

カレーや魚料理などが代表的で、
中華料理よりも濃くスパイシーな
味付けが特徴的です。

ニョニャ文化は、デザインとしても継承されています。

靴や洋服、食器などはとても有名。
パステルカラーで、
中華風の花や葉の模様などがほどこされています。

靴や服は繊細な刺繍が特徴的です。
花嫁修業の欠かせない項目であったそうで、
ひとつひとつの複雑な模様から、器用さが伝わります。

マラッカではニョニャ・プラナカンショップで
このような品が手に入るので、日本への
お土産としても非常におすすめです。

カフェやレストラン、ゲストハウスでは
古民家を改装したお店が多く、
古民家の良さや雰囲気はそのまま、
観葉植物や独特な色彩を使用した
お洒落な内装も必見です。

マレーシア最古のモスク・中国寺院・ヒンドゥー寺院
もこのあたりの、ジョンカーストリート隣
トゥカンウマス通りに連立しています。

この近辺の建物は夜になると赤いライトで
照らされ、幻想的な町並みになります。

ジョンカーストリートとオランダ広場のあいだを
流れるマラッカ川。
この川沿いには、ヨーロッパを想わせる
お洒落なレストランやホテルが並びます。

ゆったりと流れるマラッカ川をみながら、
コーヒーやお酒を楽しむことができます。

ショッピングを楽しみたい方には、
ムルデカ沿いにあるメガ・モールが良いでしょう。
最新のショッピングモールで、ローカル
ブランドやスタイリッシュな洋服屋さんが
あります。

ここでおすすめなのが、upin・ipinレストラン。
upin・ipinというのはマレーシアの
アニメで、若いマレーシア人なら
誰もが知っています。

写真をとってマレーシア人の友達に
見せれば、ウケること間違いなし！

さらにマラッカには、その歴史や
文化について紹介する博物館が７つ以上も
あります。

民族をテーマにしたもの、政党や歴史が
テーマのもの、プラナカンの文化が
学べるものなど幅広く用意されているので
ご興味に併せて訪れるのも楽しいですね。

マラッカの名物のうちのひとつが
トライショーという乗り物。
自転車の後ろに２人席がついていて、
乗ることができます。

名物になった理由はなんといっても
その派手さ。写真などには花の装飾が
ついたものが紹介されていますが、
実際は電気装飾でキラキラしていて、
日本やアメリカのアニメキャラクターで
デコレーションされています。

歴史的な建造物と、派手なトライショーの
ギャップは、試してみる価値アリです。

運転手のおじさんはフレンドリーな
方が多いので、おすすめの食べ物など
を尋ねてみると、仲良くなれるかもしれません。

マラッカは有名な観光地でありながら、
しっかりと人々の生活が存在している
美しい街です。

マレーシア留学を成功させる３つのステップ！