学びも遊びも楽しめる都市「 シャーアラム」
シャーアラムは、クアラルンプールを囲む
セランゴール州の州都です。
中心地へは、クアラルンプールのKLsentral 駅から
電車KTMに乗り40分、シャーアラム駅下車
またはタクシーで約１時間です。
シャーアラムで一番有名なのはブルーモスク。
イスラム教の寺院です。
正式名称をスルタン・サラフディン・アブドゥル
・アジズ・シャーモスクといいます。
ブルーモスクと言われる理由は
青い屋根。イスラムのデザインと
調和していてとても綺麗です。
イスラム教徒にとって神聖な場所なので、
半ズボンやミニスカート、タンクトップなど
露出の多い格好での訪問は控えましょう。
入口で全身はおれるガウンと
女性にはスカーフが貸し出されるので、
着用すればイスラム教徒でなくても
中を見学することができます。
靴は入口で脱ぐ必要がありますので、
帰りに足を拭くウエットティッシュ等が
あると便利でしょう。
中へはいると、見事なイスラム調の
ドーム型天井が見られます。
熱心に礼拝をするイスラム教徒の姿があります。
入口にいたモスクの方が来て
説明をしてくださいました。
イスラム教の簡単な歴史や考え方、
聖書であるコーランについてなど
イスラム教徒ではない人への説明が
とても上手でわかりやすいです。
近くで遊んでいた子供たちに声をかけ、
少し話をしていると、彼らが暗記している
コーランの一部を唱えてくれました。
３歳～５歳くらいの子どもたちでしたが、
完璧に暗誦していました。
マレーシアは、東南アジアでもっとも敬虔な
イスラム教徒が多い国の１つです。
説明してくださった方は、
私が日本人だと知ると、日本の宗教や
生活について非常に興味深そうに
聞いてくださいました。
イスラム教以外の宗教や文化に理解のある
素敵な方でした。
マレーシア人は、どの民族も
自分の文化やルーツについて
しっかりと知っていて、大切に
守りながら生活をしています。
だからこそ、異文化への理解もあり
尊重しあえるのだと感じます。
ちなみに何故青色なのか？と尋ねたところ、
「ブルーモスクを建立した当時のスルタン
(*イスラム教の君主、マレーシアには９つの州ごとに
スルタンがいる）
の好きな色が青だったから」
とのことでした。
冗談か本当かはわかりません。
ブルーモスクの隣には、スルタン・アラム・シャー
という博物館があります。
入館料は無料です。
セランゴール州の簡単な歴史や文化の紹介があります。
昔から伝わる遊び道具や民族衣装の展示、
セランゴール州に生息する動物や植物の
展示など幅広い内容になっています。
中庭もあり、ゆったり休憩することもできます。
私が入館した日は、平日だったためか
ほとんど人がおらず静かでした。
シャーアラムで、マレーシア人に
人気のスポットが「i-city」といわれる
遊園地です。
ブルーモスクや博物館から
タクシーで２０分ほどで行くことができます。
遊園地といってもあまり広くはなく、
乗り物は５つほどしかありません。
小さなお子様用の遊具や乗り物が多数あるので、
子どもはとても楽しめます。
また、大人も楽しめるのが
i-cityの魅力です。
というのも、ここの目玉はイルミネーション。
東京の代々木公園と同じくらいの広さでしょうか、
その敷地にはライトをふんだんに使用した
人口の木やひまわりがずらりと並んでいて
とても綺麗です。
マレーシアの人は皆写真がとても好きだと感じます。
イルミネーションの綺麗さもさる事ながら、
あちこちに写真や自分撮りを楽しむ人の姿があります。
是非セルフィースティックをもって、
イルミネーションと自撮りを楽しんでみては。
そんな写真好きのマレーシア人に
さらに人気のスポットが、i-city内に
もうひとつあります。
i-cityにはいくつかレストランやショップが
入ったビルがあるのですが、
その奥の道をはいると、アートストリートが
あります。
壁に描かれた３Dペイントがたくさんあり、
多くの人が写真を撮りあって楽しんでいます。
マレーシア人の若いアーティストたちが
描いたというこのアートは、もちろん
見るだけでも楽しめる素晴らしい作品です。
i-cityの入場料は4,000円前後かかりますが、
アートや外からのイルミネーション観覧は
入場料を払わずに楽しむことができます。
シャーアラムは都心近くにありながら、
ゆったりとした時間が流れる心地よい街です。
お散歩感覚で訪れてみてはどうでしょうか？
マレーシア留学を成功させる３つのステップ！
