学生レポート
【現役留学生が語る】私が思う日本人とマレーシア人の違い
こんにちは!
テイラーズ大学のMOMONMOMONAです。
今回は日本人とマレーシア人の人柄や
生活の違いについて自分が実際に
現地に来て思ったことを元に
紹介していきたいと思います。
宗教
まず最初に感じた違いは宗教です。
日本では無宗教の人が多く、日常生活の中で
宗教を意識することはあまりありません。
もちろん、お正月に神社に行ったり、
お盆にお墓参りをしたりと、
仏教や神道の考えが自然と生活に入っていますが、
特定の宗教を強く信仰している人は少ないです。
また祝日も、建国記念日やこどもの日など、
国や文化を祝うものが多いです。
一方、マレーシアでは宗教がとても大切です。
イスラム教、仏教、ヒンドゥー教、キリスト教
など、いろいろな宗教の人がいて
それぞれの文化が尊重されています。
イスラム教の人は豚肉やお酒を飲まないので、
スーパーやレストランでは「Pork Free」
と書かれたお店も多く見かけたり、
イスラム教の人口が多いことから
豚肉やお酒は日本よりも高い傾向にあります。
また、女性がヒジャブ(頭を覆う布)
をかぶっていたり、モスクやお寺など
祈りをする場所が街のあちこちにあります。
祝日も宗教に関係するものが多く、
宗教が人々の生活にしっかりと
関わっていることがわかります。
食文化
次に感じたのは食文化の違いです。
日本ではお米と魚を中心にした
あっさりした味の料理が多く、
出汁のうまみを生かした
繊細な味付けが特徴です。
また、四季があるので、
その季節にしか食べられない料理や
食材も楽しみの一つです。
牛乳やチーズなどの乳製品も
おいしくて安く手に入ります。
それに比べて、マレーシアでは
スパイスを使った味の濃い料理が多いです。
カレーやサテー、ナシレマなど香りが強く
クセになる料理がたくさんあります。
四季がないため、いつも同じ食材が売られていて、
季節の食文化というのはあまり感じません。
ココナッツミルクを使った料理も多く、
日本ではなかなか食べないような味に出会えます。
牛乳やチーズなどの乳製品は高いし、
日本のものと比べて味も劣る気がします。
私自身、秋のさつまいもや栗、
春の桜味のスイーツなどが大好きなので
日本に帰って旬の食材を味わいたくなります。
働き方
働き方にも違いがあります。
日本では、仕事中にスマートフォンを
触るのは禁止されている職場が多く、
どんなときでもお客様のことを一番に考える
「カスタマーファースト」の精神があります。
店員さんも丁寧で、お客さんに対して
失礼がないように気を使われています。
マレーシアでは、スマホを触りながら
仕事をするのは珍しいことではなく、
接客中に電話をしている店員さんもいます。
日本と比べると、接客の丁寧さは
あまり感じられないことも多いですが、
逆に言えばスタッフがあまり緊張せず、
リラックスして働いているように見えます。
多文化社会
日本は単一民族国家で、
ほとんどの人が日本人であり、
共通して日本語を話します。
そのため、文化や価値観も似ていて、
みんなが同じような感覚を持って生活しています。
それに対して、マレーシアは
などさまざまな民族が
一緒に暮らす多民族国家です。
話す言葉もマレー語、英語、
中国語など人によって違いがあり、
会話の中にいろんな言語が
混ざっていることもあります。
先進国 vs 発展途上国
日本とマレーシアの国としての
立場の違いについてです。
日本は経済的にも発展した先進国で、
バスや電車が時間通りに来るなど
インフラも整っています。
医療のレベルも高くて、
安心して暮らせる環境が整っていると感じます。
マレーシアは発展途上国の中でも
発展している方だと思いますが、
それでもまだインフラは十分とは言えません。
電車が遅れたり、病院のシステムが
複雑だったりすることもあります。
そういったときは、タクシーアプリの
「Grab」が安くて便利です。
時間
最後に時間についての考え方です。
日本では友達との遊びや
ミーティングは遅刻は絶対にしない、
さらにミーティングなどの重要な場合は
「5分前行動」を意識してという
考え方が根付いてます。
学校も同様に遅刻をしたら
注意されたりすることが大半です。
一方、マレーシアは
遊びや課題のミーティングに
75%くらいの確率で遅れてきます。
(私の感覚です)
先生も授業に遅れてきたり、
ひどい時は1時間ほど遅れてくる先生もいました。
遅刻をあまり重大なことと考えていないのも
マレーシア人の特徴かなと思います。